心配性の人の多くは…
『大勢の前で話すこと』や『本番』が苦手。
いわゆる『上がり症』です。
上がり症は、『メンタルリハーサル』で改善しましょう。
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メンタルリハーサルとは、いわゆる『イメージトレーニング』です。
イメージの中で、何度も繰り返してリハーサル(練習)を行うことで、本番でも練習通りの行動ができるようになります。
脳は、『現実』と『イメージ』を区別することができません。
だから、イメージを繰り返すことで、「何度も本番を経験した」と脳は勘違いするのです。
イメージの中で何度も経験することで『自信』がつき、本番での失敗も減らせます。
一流のスポーツ選手も、芸能人も、ピアニストも、イメージトレーニングをとても大切にしています。
メンタルリハーサルの方法は、主に2種類です。
①目を閉じてイメージする
②鏡の前で繰り返し練習する
目を閉じて、本番さながらにイメージします。これを何度も繰り返しましょう。
自動車学校での実技試験を例にします。
1. 自分の順番が回ってくる前からイメージを始める
2. 名前が呼ばれ、運転席に座る
3. コースを回る
4. 運転席から降り、ドアを閉める
5. 所定の場所に戻る
これを、何度も繰り返しイメージします。
鏡の前で、身振り手振りをしながら、本番さながらの練習を繰り返します。
これはシャドーボクシングとも言われていて、格闘技では当たり前の練習方法です。
講演会の前に、何百回と繰り返す人もいます。
結婚式でのスピーチを例にします。
1. 自分の順番が回ってくる前からイメージを始める
2. 名前が呼ばれ、マイクの前まで歩く
3. スピーチする
4. 自分の席に戻る
これを、何度も繰り返し練習します。
ごめんなさい。たいへん厳しいことを言わせていただきます。
人前で話すときに上がってしまう人は…自分のことばかり考えています!
「ミスしたらどうしよう」
「頭が真っ白になったらどうしよう」
「反応が悪かったらイヤだなぁ」
本来、スピーチや講演は、聞き手のために話すのです。
「どう話したら、理解しやすいだろうか」
「退屈しないようにユーモアを挟もう」
「僕の失敗も、笑いのネタになるかも」
このように、聞き手中心で心配することも、上がり症克服には大切なことです。
また、結婚式のスピーチを見てるとわかるんですが、
上手くたんたんと話す人のスピーチは、ほとんどの人が聞いていません。
下手でたどたどしいけど一所懸命な人の話は、みんなが聞いています。
「ダメな人間と思われたくない」という自分中心の考え方を捨て、聞き手中心に考える。そんなことも、上がり症克服には大切なことです。
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