些細なものであれ「心配」というものは、本当に疲れます。
だから「心配性を克服したい!」という人も、きっと多いはず。
しかし、心配とは、人間に備わった防衛本能。
欠点だけでなく、利点も多々あります。
今回は、心配性に隠された「優れた才能」を見ていきましょう。
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心配性の欠点は、このようなものが挙げられます。
などなど。
心配性の傾向が強いほど、悪い身体症状があらわれます。
心配性の利点には、次のようなものがあります。
などなど。
しかし、利点はこれだけではありません!
カナダやフランスの研究で、心配性の人ほど知能指数IQが高いことがわかりました。
心配性の人は、読み・書き・理論力・想像力などの能力が、楽天家より高いのです。
頭が良いからこそ、「想像がふくらみ心配してしまう」とも言えそうです。
イギリスの研究で、心配性の人ほど仕事が良くできるというこがわかりました。
心配性の人は、失敗したり叱られたりすることを嫌うので、きっちりとチェックする傾向がある。当然の結果かもしれません。
野球のイチロー選手はテレビのインタビューで、「今年は自分の不甲斐なさと怒りで、呼吸ができなくなるようなときもあった」と発言しました。
あのイチロー選手ですら、通常の心配性を通りこしてパニック発作を起こしていたわけです。
サッカーのデビッド・ベッカムも、自ら強迫性障害であることを明かしています。
これは、ビジネスの世界でも同じ。
成功者といわれる人は、一見ポジティブ思考に思われがちですが、神経質で心配性の人が多いのだそうです。
日本人は、遺伝子的に世界一の心配性です。
これは、神経質傾向の強い「S遺伝子」の影響なので仕方がありません。
また、「何か心配事がありますか?」というアンケートでも、日本人の9割が「はい」と答えました。
やはりこれも、世界一です。
心配性ゆえに、日本人は勤勉で、真面目で、周囲に気配りができるのでしょう。
今の日本の豊かさと平和は、「心配性のおかげ」ともいえます。
もしも今あなたが心配性で悩んでいるのなら、「自分だけじゃないんだ」ということを覚えておいてください。
あなたの周りの人も、何かしらの悩みを抱えて生きているもの。
ただ、顔に出していないだけです。
ほとんどの日本人が心配性で、ほとんどの成功者も心配性です。
お笑い芸人でさえ「芸能界で生き残っていけるのか?」と、いつも不安に苦しんでいるそうです。
心配性のすべてが「悪」ではありません。
私たち人間にとって、心配は能力であり、自己防衛機能。
心配があるから、努力や工夫ができるし、命も守っていけるわけです。
つまり「適度な心配性がちょうどいい」。
適度な心配性を目指して、少しずつ改善していきましょう。
次章では、「心配してしまう理由」についてお伝えします。
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